英国の大手小売業がBlue Yonderと共に、機械学習と自動化を活用した需要予測や店舗発注を実現

2023年5月3日 英国ロンドン、米国アリゾナ州スコッツデール – 小売業者は、消費者の期待に応える適切な商品を提供し、インフレの影響や、頻繁に起こるサプライチェーンの混乱に対処するために、より迅速な意思決定を行う必要があります。そのため、食品、衣料、雑貨、金融サービスを扱う英国有数のマルチブランド小売業者であるセインズベリーズ(Sainsbury’s)は、Blue Yonderと協力してエンドツーエンドのサプライチェーン戦略のデジタル変革を実施しています。同社は、サプライチェーン変革プログラムの一環として、生鮮、冷凍、常温のすべての食品カテゴリーにおいて、Blue Yonderの需要予測・計画、店舗注文計画、フルフィルメントソリューションを導入する予定です。

セインズベリーズは、「Sainsbury’s」と「Argos」ブランドで2,000以上の店舗を運営しており、「Tu Clothing」(衣料)や「Habitat」(家具・雑貨)の商品も、より幅広いお客様への提案の一環として扱っています。同社は、予測・補充能力を改善するために、既存のソリューションから機械学習を活用した次世代ソリューションに置き換えることを検討していました。また、Blue Yonderの倉庫管理ソフトウェアを長年にわたって使用しており、最近ではサプライチェーン変革プログラムと並行して、オンプレミスのスペース・カテゴリー管理機能をSaaSにアップグレードしました。このプロジェクトは、Blue Yonderのグローバル・プロフェッショナル・サービスによって成功裏に設計・実施されました。

セインズベリーズ サプライチェーン担当ディレクター Meinir Childs氏は、次のように述べています。「当社は、食品の品質向上、選択肢の拡大、技術革新に投資し、お客様に一貫して価値を提供するために、可能な限り迅速に業務を簡素化しています。このサプライチェーン変革プログラムにより、私たちのネットワークでより効率的な輸送ができ、お客様にとって適切な場所に適切な時間に製品を届けることができるようになります。そのために初めて機械学習を利用して、自動予測計算と店舗注文の生成を可能にしました。これは当社のビジネスにとってエキサイティングな瞬間であり、Blue Yonderと共にこれを実現できることを嬉しく思います」

Blue Yonderとの協働により、セインズベリーズは以下を実現します。

  • 機械学習による予測やマルチエシェロン(複数階層)の補充計画により、在庫保有率や稼働率のKPIを向上させる。
  • セインズベリーのアーキテクチャとビジネスプロセスを、理解しやすく、拡張性があり、弾力性があり、軽快で、将来のビジネスの変化に迅速に対応できるように変革する。
  • 冗長な機能を排除し、テクノロジーリスクを低減し、従業員、サプライヤー、B2B顧客にとってのユーザーエクスペリエンスを向上させるために現在の主要システムの数を削減する。
  • より自動化、簡素化されたユーザーエクスペリエンスと標準化されたワークフローを提供し、ユーザーの生産性を向上させる。

Blue Yonderの小売業・EMEA担当コーポレート バイスプレジデント Gaël Ramaenは、次のように述べています。「両社のチームの協力と当社のソリューションによって、セインズベリーズがサプライチェーン変革にむけた取り組みにおいて重要なマイルストーンに到達したことを大変嬉しく思っています。このプロジェクトを開始したときの目標は、機械学習をセインズベリーの将来のデジタル変革の重要な実現手段とすることでした。我々は、この目標に成功し、それ以上の成果を得ることができました。セインズベリーは素晴らしい方向に向けて進んでおり、お客様にとって最も重要なことに投資し続け、様々なチャネルを通じて素晴らしい体験、地域の消費者の需要に応じた素晴らしい商品、あらゆる製品をあらゆる場所から補充する能力を提供します」

セインズベリーズは、堅牢で柔軟性のある最新型サプライチェーンプラットフォーム上に構築された Blue Yonder のソリューションにより、刻々と変化する顧客ニーズの監視と対応能力を強化し、サプライチェーンの潜在的な混乱を予測・防止しています。Blue Yonderのソリューションには、機械学習を活用した予測・発注機能が含まれており、店舗が生鮮食料品をより適切に管理できるよう支援します。また、エンドツーエンドのサプライチェーン全体で可視性、オーケストレーション、コラボレーションを実現するため、自動化を利用してより良いビジネス上の意思決定を行うことができます。

Blue Yonderグローバル・プロフェッショナル・サービス シニアバイスプレジデント Ari Senguptaは、次のように述べています。「当社はセインズベリーズとの関係を大切にし、この変革プログラムを成功裏に提供できたことを嬉しく思います。Blue Yonderのグローバル・プロフェッショナル・サービスは、セインズベリーズのビジネスチームやテクノロジーチーム、パートナーと協力し、当社の自動化・機械学習を活用したソリューションの採用で、正確でタイムリーな需要予測や店舗注文を提供します。我々のチームは、日々、システムや働き方を改善するために、今後も学習を続けてまいります」

関連情報

Blue Yonderについて

Blue Yonderは、デジタルサプライチェーンとオムニチャネル・コマース・フルフィルメントの世界的リーダーです。製造企業、小売企業、物流企業は、当社のインテリジェントなエンドツーエンドのプラットフォームにより、顧客の需要をシームレスに予測して対処し、充足することができます。また、より自動化された収益性の高いビジネス上の意思決定を行うことが可能になり、より大きな成長と顧客体験の再構築を実現します。Blue Yonderは、企業および個人がその潜在能力を十分に発揮できるよう支援しています。https://blueyonder.com/jp/ja/

Blue Yonder」は、Blue Yonder Group, Inc.の商標または登録商標です。本リリース内で「Blue Yonder」の名称を使用して言及されている商品名、製品名、サービス名は、Blue Yonder Group, Inc.の商標であるか、もしくは所有物となっています。その他のすべての会社名および製品名は、関連する企業の商標、登録商標、サービスマークである場合があります。

*本プレスリリースは米国本社発表のプレスリリースの抄訳です。

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